私はプロフェッショナルになるために自分の口の中にミラクルフィットを入れてみました。
昔、院長コラムに書いた私の下の前歯の歯の神経を抜かれてしまった例の歯が
http://www.hayashi-dental.net/sp_colum01.htm
ついに折れてしまいました。
セラミックでここに歯を作ることは簡単なのですが、せっかくのチャンスなので、一度、入れ歯を入れてみることにしました。
(折れた断面が黒いのは、入れ歯を入れている間に虫歯が進行しないように、サフォライドという薬品を塗っているためです。)
まずは普通の入れ歯を体験してみました。「六甲歯研」という技工所に作ってもらいました。
違和感はかなりあります。見た目も入れ歯ということがよくわかります。そして意外にも金属の味がします。
そこで、比較するために、別にミラクルフィットを入れてみました。取り外ずしができるので、いつでも交換できます。
患者さんのミラクルフィットは「ミラクルラボ」という技工所に依頼するのですが、今回は出来上がるのが待ちきれないことと、経費削減のために、試しに自分で作ってみました。
さらにこの際、極限まで小さく作ってみました。しかも、型をとって石膏模型が固まった後、なんと30分で作ってしまいました。雑ですけどすごいでしょ!
自分の歯なので、だれからもクレームが出ないので、見た目はあまり綺麗に仕上げていませんが、遠目では入れ歯ということは絶対にわかりません。
拡大写真は以下です。私は1日中、コーヒー、紅茶を飲んでいるせいか、窪んでいる部分は、すぐに茶色く着色してしまいます。
こんなに小さなミラクルですが、何でも噛めます。そして食事をしてもはずれず、びくともしません。これはミラクル独特の調整方法のコツがあるからです。
もちろん、歯が一部残っているからここまで小さくできたのかもしれません。
でも、歯が全くなくても、ここまで小さくできる可能性はあると思います。自分の体験を参考にして、これからも改良を加えて、さらにはめ心地のいいミラクルを目指したいと思います。
昨年の年末に作って、半年が過ぎましたが、いまだに快適に使えます。もうしばらく、勉強のために、ミラクルフィットを使い続けるつもりです。
自分で体験することで、患者さんの気持ちがさらによくわかります。
それにしてもいいタイミングで、うまく歯が折れたのもです。
お蔭様で、普通の入れ歯に較べてミラクルフィットがいかに快適かがよくわかりました。
ミラクルフィットはやはり完璧です。インプラントの必要性も感じません。
私の歯を折って、いい勉強をさせてくれた神様に感謝しなくてはいけませんね。
アーメン!