歯がなくなった場合
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歯がなくなった場合は、3つの方法があります
歯がなくなった場合は、3つの方法があります。
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- ブリッジ
- インプラント
- 入れ歯
ブリッジとは?
「ブリッジ」を用いた従来の治療法は、歯を失った際に周りの歯を削り、それを土台にして橋渡して補う方法です。
取り外しが不要で、無理な設計でなければ保険でも作ることができます。
ブリッジの欠点は周囲の歯が健康な歯であった場合でも、これを削る必要があります。削った部分は元には戻りません。
また、ブリッジの土台の周辺はプラークがたまりやすく、むし歯や歯周病の原因になります。土台となる歯にも大きな負担がかかり、場合によっては折れてしまうこともあります。
そのため、約半数のブリッジが10年以内に壊れてしまうといわれています。
インプラントとは?
インプラント治療とは、歯が無くなってしまった部位に、
人工歯根を直接埋め込み、その上に新しい歯をかぶせるという治療方法です。
普通の歯と同じように噛むことができ、違和感がありません。
まったく歯のない方に対しては、入れ歯の固定装置として使用することも可能です。
口腔がん手術などで顎を失った患者さんの入れ歯治療にも利用されています。
インプラント治療の流れ
インプラント手術に伴う不自由さの痛みや、その継続期間は、臼歯の抜歯と同じくらいです。
埋入手術は局所麻酔下で行います。顎骨を露出し、そこにインプラントを埋入し傷を縫合します。
やがてインプラントは周囲の骨と結合し、安定します。
インプラントと骨が結合するまでの間、定期的に検診を行い、インプラントの状態をチェックします。
約6〜24週間でインプラントは周囲の骨と完全に結合されます。その後にヘッド部を装着します。
STEP1.診査・診断
口腔内の診査、歯科用3次元CT撮影等の後、
コンピューターによる解析などを加えて、診断をいたします。
STEP2.治療方針・治療計画の説明
上記の診査・診断をふまえて、どのようなインプラントを、どの場所に、何本埋め込むか、噛み合わせを構築するまでの流れ、およびタイムスケジュールなどの説明をします。
STEP3.インプラント手術
チタン製の小さなネジのような形状のインプラントを局所麻酔下で、顎の骨の中に埋め込みます。
手術時間は、インプラント1本の埋め込みで30分程度です。
STEP4.インプラントと骨が結合するのを待ちます
インプラントと骨がしっかりくっつくまで約6〜24週間待ちます。
結合までの期間は、骨の状態など様々な条件によって異なります。
この期間、可能な場合にはインプラントの上に仮歯を入れておきます。
STEP5.人工の歯の装着
ここで人工の歯を取り付けます。
インプラント治療の終了後は、正しいホームケアが重要ですがスーパーフロスなどの補助器具を使った定期的なメインテナンスをお薦めします。
インプラントの欠点
以上のように、インプラントは手術が必要ですので、全身状態が悪い方(糖尿病や高血圧症、多剤服用中など)は施術困難です。
また定期的なメインテナンスが必要になりますので、長期的かつ継続的に通院ができない方には向いていません。
さらにインプラントでトラブルが起きると、骨と一体化しているために抜歯のように簡単に抜去することができません。
ミラクルフィットについて
湊川公園歯科クリニックでは、歯がなくなった場合は、ミラクルフィットという入れ歯を推奨しています。
残念ながら自費の入れ歯ですので高価ですが、当院では10年以上前からミラクルフィットを始めて以来、インプラント治療はすっかり行わなくなりました。
是非ミラクルフィットのページをご覧いただき、ミラクルフィットの良さを知っていただきたいと思います。
第4話までのミラクルフィットのお話は以下でご覧になれます。
https://www.hayashi-dental.info/treatment/denture/
第5話:インプラントを入れてもらった歯医者が突然閉院したら
ドクターハヤシのウィークリートーク ⑤
インプラントを入れてもらった歯医者が突然閉院したら、違う歯医者でも大丈夫なの?
インプラントは、どこのメーカーなのかを聞いておくこと。部品が合わないことがあります。
老後にインプラントだけが残った時でも、うまく対処していくことも考えておかなくてはいけません。
第6話:インプラントに代わるミラクルフィットのお話です
ドクターハヤシのウィークリートーク ⑥
ミラクルフィットは金具の見えない歯に優しい入れ歯でノンクラスプデンチャーの王様です。
歯を削ることなく、歯が1本あれば誰でもできます。
インプラントと同じくらい噛める人もいます。
ミラクルフィットは、なにかあったらはずせますが、インプラントは自分ではずすことができません。