今回は子どもの心理的特徴について勉強しました。

子どもに対して歯科診療を行う際に、泣いて暴れるなどの診療拒否をされることがあります。

子どもの歯科診療でもっとも大事なのは、治療時にストレスをかけないようにすることです。
歯科診療で痛みや恐怖を与えてしまうと、歯科診療に対する意識が将来にわたって変わってしまうかもしれません。

0~5才の子どもは自分が全てであり、歯科医師と歯科衛生士との関係を築くことが難しい場合が多いです。
主観と客観の分化ができずに、自己中心的な態度を示すこともあります。

6~11才になると、自分と他人、主観と客観の分化が進み、他人との関係のなかにおける自分としての行動ができるようになっていきます。

歯科診療を行ううえでの対応として、環境づくりなどの一般的な対応や行動変容による対応、笑気、全身麻酔下での集中歯科治療などがあります。

行動変容とは行動パターンをより望ましいものへと変えてゆくことをいいます。
泣かずに治療が出来たらその場ですぐに言葉にして褒めることで、子どもの治療への意識が変わっていきます。

子どもは歯科医院の雰囲気や見慣れない歯科衛生士や歯科医師に対して不安を感じます。

初診時には小児の不安や恐怖を感じさせないように、診療室の環境を整え、明るい態度で対応することを心がけます。

怒ったり身体をおさえることは診療拒否につながります。
泣いて暴れるから診療をしないではなく、少しでもできる治療から始めることです。

子どもに自信をつけさせ、褒めるきっかけをつくります。
また子どもだけでなく保護者の方と楽しく会話することで、不安を抱いていた子どもは保護者やスタッフの笑顔から安心感を得ることができます。

当院に来る子どもにも付き添いの保護者の方にも安心して治療を受けていただけるようにスタッフ皆で対応させていただきます。

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       Miura

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