口腔保湿ジェルの活用について

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口腔保湿ジェルとは、口腔内の乾燥を防ぐことで口臭を抑制するための製品です。私たちが口から出す息の臭いは、口腔内の乾燥や唾液の不足により、細菌が繁殖しやすい環境が作られることが大きな原因となります。口腔保湿ジェルは、唾液の代わりとなる湿り気を提供し、これらの細菌の繁殖を抑える役割を果たします。

成分を確認する
口腔保湿ジェルの主な成分は、ホエイタンパク、グリセリン、ヒアルロン酸、チモール、香料などが含まれます。ホエイタンパクは、口の中の粘膜を保護する効果があります。グリセリンは、口の中の乾燥を防ぐ効果があります。ヒアルロン酸は、口の中の粘膜を保湿する効果があります。チモールは、口臭予防効果があります。
また、ジェルが口腔内の粘膜に刺激を与えないよう、無添加・低刺激性のものを選ぶことがおすすめです。商品によって成分が異なるため、商品ページに記載されている成分表を確認することをおすすめします。

香りと味を選ぶ
口腔保湿ジェルは直接口腔内に塗布するものなので、その香りや味が自分の好みに合っているかどうかも重要です。柑橘系やミント系など、爽やかな香りのものは、口臭を瞬時にフレッシュにしてくれます。無香料のものもあり、これは味や香りが苦手な方や、他の口腔ケア製品(歯磨き粉など)との組み合わせを考えている方に適しています。

使用量と頻度
口腔保湿ジェルは、一度に大量に使うよりも、少量を頻繁に塗布する方が効果的です。一般的には、1回につき豆粒大を目安に、指先に取り出して塗布します。口腔内全体に均一に広げることが重要で、特に口の中が乾燥しやすい部分に集中的に塗ることをおすすめします。また、1日3~4回の使用が推奨されていますが、乾燥を感じたらその都度使用することが可能です。

使用時の注意点
口腔保湿ジェルを使用する際は、まず口腔内が清潔な状態であることを確認してください。食事の後や歯磨きの後に使用することが効果的です。また、ジェルを塗布した後は、水や飲み物で口をすすがないように注意しましょう。ジェルが口腔内に長く留まることで、保湿効果が長続きします。

保湿ジェル以外の保湿剤はどんなものがあるか
マウスウォッシュタイプ
特徴 使用感がサラッとしている製品が多く、べたつきが少ないマウスウォッシュとしての効果も期待できるので、口腔洗浄として使用しながら、口腔内を潤わせてくれる複数の効果が期待できる
スプレータイプ
特徴 日中や外出先で「口腔内が乾燥してきた気がする」と、乾燥による口腔内の不快感を感じたときにも、手軽に使用することができる
ウエットシートタイプ
特徴 ウエットシートに口腔内を保湿してくれる成分の液体が染み込ませてあり、口腔内のな汚れを取りつつ、保湿効果が期待できる

価格帯と購入できる場所
価格800〜1,500円前後
ドラッグストア、薬局 介護ケアグッズ売り場 口腔ケアグッズ売り場等

終わりに
口腔内が乾燥すると、痛みや知覚異常の原因になるため、乾燥しないように普段から気をつけることが大切です。
年齢を重ねるとともに唾液分泌は減少する傾向にあり、舌痛症の患者多くにはドライマウスの症状が見られます。
日常生活において、これらを心がけるようにしましょう。
・喫煙・アルコール・カフェインの量を減らす
・噛み応えのある食材を食事に取り入れ、よく噛んで食べる(するめ、ゴボウなど繊維質の野菜、昆布など、納豆)
・鼻呼吸を心がける
・ストレスを溜めすぎないよう、リラックスする時間をとる
・規則正しい健康的な生活を意識する
・部屋の中が乾燥しないように気をつける
・なるべく喋ったり歌ったりして、口や顔の筋肉を使う
・唾液腺マッサージをする

それでも口腔内の乾燥が改善されない場合は、一度歯科医院に相談してみましょう。

TOCHIKA

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