本当は怖い。睡眠時無呼吸症候群
こんにちは。勤務医の秋山です。
この前の勉強会では睡眠時無呼吸症候群について皆で勉強しました。
睡眠時無呼吸症候群って知っていますか?
実にかかると恐ろしい病気なんです。
睡眠時無呼吸症候群にかかると、寿命が短くなる研究データがあるんです。
高血圧、心疾患、脳血管障害、糖尿病とも関係が深いです。
さらに、睡眠時無呼吸症候群にかかると、うつにもなりやすいそうです。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠時気道閉鎖による無呼吸が起こる病気ですが、
歯科でもスプリントを作って、気道を広げる治療が行われています。
睡眠時無呼吸症候群にかかっている患者さんも、このスプリントをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
治療には医師の診断が必要ですが、睡眠時のいびきがうるさいとか、
呼吸止まっているとか、なんらかの自覚がもしあれば、
睡眠時無呼吸症候群かもしれないので、気軽に相談してくださいね。
今日の医学では睡眠時無呼吸症候群の根治が難しく、対症療法がメインになります。
肥満などの生活習慣病が睡眠時無呼吸症候群の引き金になることが多いので、食事、運動などの生活習慣を見直すことが必要ですよね。
さらに、咽頭や口の中の筋肉の衰えも原因の一つとして考えられるので、
舌や、お口周りの筋肉を動かす練習も心がけていきましょう。
秋山