根面カリエスの対策

お昼のミーティング


 


近年8020運動をはじめとした取り組みや高齢化社会により、歯の残存率が上がっている中で加齢に伴う歯肉退縮により根っこの虫歯や知覚過敏が増加しています。

この根面虫歯の対策を改めてどう対処するかについて今回は話し合いました。

歯の表面と根面の虫歯の感受性が異なります。
露出した根っこでは少しの清掃不足ですぐに歯が溶けてしまい虫歯に進行してしまいます。

さらに患者さんが痛みを訴えることも少なくかなり意識して検査しないと対応が遅れるケースもあります。

高齢になると様々な理由で薬を服用されてる方が多く、その副作用で唾液の分泌も抑制され虫歯の相乗効果に繋がり一気に虫歯が広がります。

そこで、根面虫歯に対してもフッ化物配合歯磨剤が有効であること。
そして、使用時には最大限にフッ化物を発揮させるために歯磨きをした後、必要以上にうがいをしない。

うがいをしすぎるとフッ化物のほとんどが口の外に出てしまい効果が薄れてしまいます。

ブラッシング終了後に1度吐き出して、その後のうがいは15mlの水で5秒くらいを1回行います。

しかし、歯磨き粉の種類では1回のうがいではスッキリしないという場合もあります。

林歯科ではジェルタイプの歯磨き粉などうがいを少量でも対応できるものなど様々な補助的用品も用意しています。

しかし、自宅でのセルフケアで根面虫歯を予防するには限界があります。
早期発見を念頭に歯科衛生士が行う定期検診を3ヶ月に一度来て頂く事をお勧めしています。

成人から高齢の方までその人に合わせたプロフェッショナルケアを出来るように
努力していきたいと思う勉強会でした。

 

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Tomoyasu

 

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