薬物性口腔乾燥について
唾液が出にくくなってしまう口腔乾燥症についてまとめました。
口腔乾燥症とは唾液の分泌量が低下し口腔内の異常な乾燥状態のことを言います。
口腔内で乾燥状態が続くと唾液が自然に口の中の汚れを減らしてくれる自浄作用も低下してしまい、虫歯や歯周病が発生しやすく悪化しやすくなってしまいます。
口腔乾燥症といっても原因は様々あります。
その中で薬の副作用で起こってしまう薬物性口腔乾燥について調べました。
薬物性の口腔乾燥症とは全身的な病気の治療薬を服用していると、特定の薬の副作用で唾液が出にくくなります。
特に唾液の分泌が低下してしまう薬は
・降圧剤
・向精神薬
・抗てんかん薬
・抗ヒスタミン薬
・鎮咳去痰薬
・消化性潰瘍治療薬
などがあります。
これらの薬は長期にわたって服用してる方がほとんどだと思うので服用を中止することは難しいケースが多いです。
そのため薬物性の口腔乾燥症の方は薬剤の変更や服用量の軽減、唾液腺マッサージや口腔機能訓練、口腔ケアや舌ケアを行い少しでも虫歯や歯周病が悪化しないようにケアすることが大切になります。
HASHIMOTO