歯軋りや、くいしばりが、肩こりや顎関節症、腰痛や眼精疲労の原因となり、歯周病も悪化します
またまた今回も、スタッフのブログからの引用・・・・谷山、谷口の勉強会報告です。
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今回の勉強会は全身疾患を知り衛生士に求められる対応とは?
を題材に話し合いました。
歯科医療、口腔ケアに携わる私たちが全身疾患についての理解を深めておく必要があり、かかっている病気のことを知ったうえで接するのと、知らないでどの患者さんにも同じように対応するのでは、歯科処置や衛生指導の効果がぜんぜん違うことが理解できました。
また歯科処置での不十分な感染予防策で、どのようなリスクがあるのかを医療従事者が常に意識していくことが大切だと改めて理解できた勉強会でした。
谷山
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今回の勉強会では『臨床で気になった症例』ということで日頃皆さんのお口を見たときの変化について取り上げました。
まずここで大切だと思った点は(力の加わり方)でした。特に歯ぎしりはさまざまな障害を生みます。
毎日無意識に行っているものなので、時間をかけゆっくりと進行していき、その変化に気づきにくいものです。
そこで日頃お掃除させて頂いている私たち歯科衛生士がお口の変化にいち早く気付き、先生に伝え、改善していくことが必要だと改めて感じました。
谷口
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院長より
先日の「みんなの家庭の医学」という番組で
上の歯と下の歯を接触させるクセ(Tooth Contacting Habit)=TCHは肩こりや顎関節症の原因になるだけでなく、
他にも様々な影響を及ぼすことが説明されていました。
つまり、歯軋りや、くいしばりが、肩こりや顎関節症、腰痛や眼精疲労の原因となり、歯周病も悪化します。
歯軋りや、くいしばりを防ぐためには、「上下の歯が触れたら離す」という条件反射が無意識にできることが必要です。
そのためには、部屋の目に付くところに、「上下の歯が触れたら離す」ということを書いた、たくさんの張り紙をすることが効果的です。
つまり、「上下の歯が触れたら離す」ということを認識する機会を増やすことが重要なのです。
さあ、THCの心当たりがある方は、さっそく目の前のパソコンの画面のそばに
「上下の歯が触れたら離す」という張り紙をしましょう!