10月19日の日本歯周病学会に谷山・橋本が参加させていただきました
10月19日に日本歯周病学会が神戸で開催されました。
今回は谷山・橋本が参加させていただきました。
歯周病の治療として最先端の歯周外科治療の講演や歯科衛生士が行うメンテナンスの講演など、とても勉強になる講演ばかりでした。
その中で今回はメンテナンス時における炎症と力の話という講演を勉強会で発表させていただきました。
林歯科医院でも行っているメンテナンスの中で特に歯周ポケットの深い所に行うメンテナンスをSPTと言います。
これはSRPという歯茎の中の歯石や歯周病菌によって悪くなったセメント質を取る作業の後に行われるもので、歯周ポケットの安定を測ります。
そのSPTの時に大切なことがそこの歯茎の炎症と噛み合わせを診るということです。
まず歯茎の炎症はいくら歯茎の中の歯石を取ったからといって歯茎の上の部分に歯垢などの汚れが付いていると炎症は引きません。
そのため歯医者でのメンテナンスで歯石を取るのも大切なのですが、家での歯磨きも大切になるのです。
しかし歯磨きは自分でどこが磨けていないのか分かりにくいのでメンテナンスのときに歯磨き指導を受けることで苦手な部分も磨けるようになります。
次に噛み合わせは極端に噛み合わせが当たっている所は歯周病を悪くする要因になってしまうのです。
そのため極端に強く当たっている所は噛み合わせを調整することによって歯周病の悪化を防ぎます。
でも噛み合わせを調整しすぎるとかえって他の所に強く当たってしまう所が出てきてしまうので慎重に調整することがポイントとなります。
このように歯周病の方のメンテナンスもいろんな角度から診て行うということを学べた講演でした。
Hashimoto