MFT(口の筋肉の異常を正常に戻す筋肉のトレーニング)

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すっかり秋らしくなり、肌寒さを感じるようになってきましたね!

食べ物も美味しくなって食欲も増す季節ですが、今回の勉強会ではその食べ物を
飲み込む時に大切な口の筋肉のトレーニングのお話について調べてみました。

人は生まれてから当然お母さんから母乳をもらい、離乳期を経て口から食べ物を
摂るようになりますが、ごく普通に行ってる飲み込むという行為に異常があると
様々な歯並びの異常に繋がってしまいます。

また元々舌の位置が異常があったり口呼吸をしたり唇を咬む癖があると、逆に食
べ物を飲み込む時に正常ではない飲み込み方をしてしまい結果、同じように歯並
びに異常が出てしまいます。

このような口の筋肉の様々な異常を正常に戻す筋肉のトレーニングのことをMFT
といい、主に歯並びがまだトレーニングで戻りやすい子どもを対象にすることが
多いです。

今回はいくつかご紹介していきたいと思います。

①スポットポジション

これは普段何もしてない時の正しい舌の位置を覚えるトレーニングです。

1、上の前歯の裏側の歯茎の1.5㎝内側(スポット)に舌の先をつけます。
2、これを5秒間程度維持します。

②フルフルスポット

舌のコントロールを良くするトレーニングです。

1、舌を尖らせて前に出してできるだけ早く左右に振ります。
2、「スポット!」の合図で先ほどのスポットの位置に舌の先をつけます。

③ポッピング

舌を挙げる力をつけるトレーニングです。

1、舌の先をスポットにつけて舌全体を上顎に吸い上げます。
2、口を大きく開けます。
3、舌で上顎をはじき、「ポン」と音を立てます。

④ティップアンドスティック

舌を尖らせる力をつけるトレーニングです。

1、スティックを口の前で垂直に持ちます。
2、舌を尖らせて前に出し、スティックと舌で押し合います。

舌や唇の筋肉に異常がある人はこれらのトレーニングをしても出来ない場合があっ
たり力が弱かったりします。

このトレーニングを毎日やることで筋肉を鍛え、正常な歯並びに戻し食べ物を飲
み込むときも正常に飲み込めるようになります。

まずその子が正常な歯並びや舌の位置をしてるかわからない親御さんも多いと思
います。

しかし子どもの頃はこういったトレーニングだけで治るケースもあるので1度全
体的なチェックの検診に来ていただけたらと思います☆
 

                           Hashimoto

 

 

 

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