笑気は吸入麻酔薬の一種で、歯科恐怖症など患者さんに歯科治療の際に使います

お昼のミーティング, 診療についてのお話


 


 こんにちは。勤務医の秋山です。

先週の勉強会のテーマは笑気でした。

笑気は吸入麻酔薬の一種で、歯科恐怖症など患者さんに歯科治療の際に使います。
麻酔作用は弱く、全身麻酔での単独使用は難しいとのこと。

弱い鎮静作用と催眠作用を持ちながら、強い鎮痛作用があるので、リラックスし
て治療を受けられますね。麻酔作用は弱いので、完全に意識を失うことなく、ウ
トウトという状態になります。

また、吸入するとすぐに効果が出て、吸入をやめるとすぐに体から排泄されるの
で、すぐの帰宅も問題ありません。また、呼吸器や心臓、肝臓の影響もなく、安
心に使用できます。

しかし、腸穿孔、気胸、中耳炎や眼科の手術を受けた方は使用の際に注意が必要
です。また、笑気吸入後、吐き気やおう吐を引き起こす場合があります。特に女
性や子供で、非喫煙者であり、乗り物酔い経験がある方はなりやすいので注意が
必要です。

歯科治療が怖くて、なかなか治療を受けることができない方、ぜひ、笑気麻酔を
試して、勇気を出して治療を受けましょう。

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                                秋山
 

 

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