禁煙と口腔衛生が、インプラント治療の成功にはかかせません
インプラントとは、歯がなくなった場合に、顎骨に埋め込む人工歯根のことです。
天然歯に比べ歯根膜と言うクッションのようなものがインプラントにはないため、噛む力をコントロールするのが劣ります。
その為噛み合わせには十分注意することが必要となります。
またインプラントの周りの粘膜も天然歯と異なり、天然歯では結合組織によって容易には細菌が侵入しにくくなっていますが、インプラントには存在しません。
つまりインプラント周囲病変は歯周病より進行が早く、より深部に及びます。
インプラント周囲病変のリスク因子として1番は、喫煙と口腔衛生の不良であるため、禁煙と口腔衛生が、インプラント治療の成功にはかかせません。
歯周病の既往のある喫煙者群では、インプラント周囲炎が53%という高い有病率をしめし、非喫煙者(歯周病の既往なし)ではインプラント周囲炎はわずか3%でした。
定期的なメインテナンスをし、お家でも清掃、喫煙などを気をつけていれば長く自分の歯のように噛めている方は沢山いらっしゃいます。
美味しくご飯を食べられるように皆さん一緒に頑張りましょう!
Koreeda