歯周ポケットとは、歯茎から歯を支える歯槽骨までの溝のことをいいます

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今日は歯周ポケットについて勉強しました。
歯周ポケットとは、歯茎から歯を支える歯槽骨までの溝のことをいいます

プローブという専用の器具を使ってその溝の深さを測ります。

3mm以内は健康的な状態です。
4mmは歯肉炎が起きている状態です。歯石をとって、歯茎を狙って歯磨きを頑張れば2~4週間で回復します。
5mmは歯周病の始まりです。
6mm以上はブラッシングだけでの回復は見込めません。歯科医院で機械を使って歯石を取り、歯科衛生士から適切なブラッシングを指導してもらい、その後歯石が付かなくなれば、歯茎が引き締まっていき1~2mmは浅くなるかもしれません。
8mm前後は歯の動揺を伴っている場合、抜歯も有り得ます。

では、なぜ深いポケットは悪いのでしょうか。

それは、ポケットの深さが6mmになると、4mmの時と比較して、5倍の速さで歯周病が悪化するからです。
深いポケットの中は、無酸素状態な為栄養過多になります。
だから深いポケットでは歯周病菌が大繁殖してしまいます。
にも関わらず、自覚症状はほとんどありません。

更に歯周ポケットが深くなると、歯ブラシの毛先が届かないだけでなく、歯石が毛先の邪魔をします。

更に細菌はバイオフィルムという無数の層の薄い膜のようなバリアーを作るので、薬品は中まで浸透できないのです。
ですので、テレビのコマーシャルで言う様な薬効は残念ながら期待できないのです。
ですから、定期的なクリーニングによる歯面のリセットが必要になるのです。

歯周ポケットの最深部は上皮付着というとても弱い結合なため、汚いままでは簡単に上皮付着は破壊されてしまいます。
しかし歯科医院でのクリーニングの後は、上皮付着が増えて歯茎は安定します。

さらにその下では、セメント芽細胞が歯茎から伸びてきたコラーゲン繊維をセメント質の中に強固に埋め込んでいきます。
ここではガッチリと強い結合か行われています。

しかし炎症があるとガッチリ結合しているコラーゲン繊維に張りがなくなりたるんでしまいます。
ここでプローブでポケットを測るとズブズブと入ってしまうのです。

炎症があると出血も多くみられます。

つまりポケットを測定すると、ポケットの深さや、出血の有無から炎症の程度が判明するのです。
そしてその結果によって必要な治療をします。

当院は①に予防!、②に管理!

最小限の治療ですむように、ポケット測定をしながら徹底管理をおこなっています。

自覚症状がほとんどない歯周病は、早期発見、徹底管理が1番です。
だからチクチクと痛いポケット測定を何度も行うのです。

今残っている歯を健康に保つ為に、是非定期検診にいらして下さい!

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       Miura

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