筋・筋膜性歯痛とは

顔の筋肉のコリによって歯に痛みがでる非歯原性歯痛の1つです。
『筋肉痛からくる歯の痛み』といわれていて筋肉の痛い部分や硬い部分(トリガーポイント)を圧迫すると関連痛として歯が痛いと錯覚します。

【症状】

・何もしていなくても歯に鈍い痛み、うずく痛みが出る。
・あごに痛みが出る。
・食事などにより痛みが悪化する。
・肩こりや頭痛などがでる。

【原因】

顎を動かす筋肉(咬筋、側頭筋)が酷使したことにより起こります。
歯を食いしばる癖があったり、長時間のPC作業やスマートフォンの使用、不安や緊張などのストレスにより筋肉が酷使されることによって起きやすくなります。
また、首や肩の筋肉の緊張が原因の場合もあります。

これらの原因により起こってしまった筋・筋膜性歯痛では咬筋や側頭筋、首肩の筋肉の緊張を緩めるのが効果的です。

咬筋マッサージ

具体的な方法としては、人差し指と中指の二本を出してもらい、その指で頬のあたりを触ってもらいます、そこで一度強く噛み締めてもらいます。
その時大きく膨らむ場所が咬筋となります。
その咬筋をマッサージしてもらうのですが、下顎角いわゆる顎のエラから約1センチくらい上の部分を二本指で小さな円を描く様にグリグリと100回くらいを目安にマッサージをしてあげると良いでしょう。

側頭筋マッサージ

次に側頭筋マッサージです。側頭筋マッサージも同じ要領で二本指を出してもらい、今度はこめかみから約3センチ上の部分に指を当てて、一度強く噛み締めてもらいます。
その時に膨らむ場所が側頭筋となります。
その場所を二本指で小さな円を描く様にグリグリと100回くらいを目安にマッサージしてみましょう。
初めは痛いかもしれませんが、コリがほぐれていくうちに痛みは和らいでくるので、辛抱強く続けてください。
身体が温まったお風呂上がりなどにやるのも良いでしょう。
また痛みがある場所を避けるのではなく痛みがある場所を中心的にマッサージする方が効果的でしょう。
更に一緒に硬い食べ物を控えたり、ガムの様な長時間何かを噛み続けるのも控えることを心掛けましょう。

筋・筋膜痛の改善にはセルフケアが重要

マッサージを習慣にし、運動や睡眠など基本的なライフスタイルも見直して、筋・筋膜痛のセルフケアに取り組みましょう。

TOCHIKA

関連記事一覧

カテゴリー