ファイバーコアーとオールセラミック (e-max)
歯の欠損部分が大きい場合は、グラディアダイレクトでは不可能になり、被せるしか方法がありまあせん。
綺麗に被せる場合は保険ではなくセラミックを使用します。
特に、正面の片側1本を被せるのは、色を合わせるのが大変難しい治療になります。
内容 :上顎右側中切歯の無髄歯のセラミックによる補綴処置を行いました。
費用 :80,000円(税別)
期間 :型取りと1週間後のセットの2回かかりますが、
色合わせが難しい場合は、1~2回の回数が増えます。
(その場合は追加料金が1回10,000円で最高20,000円(税別)必要です)
副作用:セラミックの歯に当たる反対側の天然歯の摩耗の可能性があります。
リスク :咬合力が強い場合は、破折することがあります。
可能性が高い場合は、ジルコニアという材料がお薦めです。
色合わせが難しい場合は、シェードガイドという色見本と一緒に写真を撮って、白濁部なども技工士さんによく見てもらって、色を合わせます。
下の写真は、右前の歯にファイバーコアーを入れて、オールセラミックを被せた症例です。
作成前の色合わせ
完成
上の写真のように、被せたのがほとんどわからない出来上がりになりました。
歯を削る時は、拡大鏡を使い、型を採るときは歯肉の処置を行い、熟練の技工士さんにお願いすることで、いいものができあがります。
白い色をしたセラミックだからいいというだけではありません。
きれいな状態で長持ちさせるには、やはり適合が一番大切です。