Q、ファイバーコアに変えたほうがいいのか迷っています。   60代女性 140728

その他, 一般歯科

 

Q、初めまして、大阪市在住です。
ブリッジを外して土台になっていた左下5番を根幹充填しました。ブリッジは43年前のものでしたが、
5番の歯は根元に虫歯が出来ていただけで、歯の形は細く削られていますがきちんとあります。
ただ、周りのエナメル質が枯れ木のようにザクザクしていてクラウン除去時に深い縦溝が2本つけられています。
根幹充填後、何の説明も無くそのままレジンを詰められました。コアを形成したとは思えません。
歯の状態からして不安で、ファイバーコアのほうがいいのではというと、レジンを除去してファイバーにしますということです。
先生はブリッジは保険のものにするつもりだったようですが、私には何の説明もありませんでした。
こんなザクザクで亀裂のある歯でレジンを除去して、ファイバーコアを立てることが不安です。
根幹治療も根幹が曲がっていたので、ステップがありそこから先に薬が入らない状態でした。
何度も治療をするのもリスクがあるので9回目に根幹充填しました。レントゲンでは根の先までは充填されておらず、
根幹は細いままでカクカクと3箇所角のあるような状態でした。
ファイバーコアに変えたほうがいいのか、そのままでブリッジを被せた方がいいのか迷っています。
根元の虫歯はそのままになっています。
長くなりましたが、とても悩んでいますので、よろしくお願い致します。

 

A.メールでのお問い合わせありがとうございます。
  林歯科医院の林です。

心配されていることは以下の2つだと思うのですが、

『こんなザクザクで亀裂のある歯でレジンを除去して、ファイバーコアを立てることが不安です。』
『根幹治療も根幹が曲がっていたので、ステップがありそこから先に薬が入らない状態でした。』

どちらも確かに不安な部分がありますが、治療は時として難しくいつも完璧にできるとは限りません。
完璧にできたとしても、予想に反して結果が悪いこともあり、逆に、不安なケースが問題なく安定していることもあります。

根管治療も完璧に根の先まで封鎖できても予後が悪いことがあり、先まで薬が入らない状態でも問題がないこともあります。

つまり、予測ができないので、もしもの場合にどのようにフォローしてくれるかが問題です。

そのあたりのことを先生とよくお話して、納得のできる選択をするしかないと思います。
ただ、根元の虫歯は、きっちり取ってもらってくださいね。
それと、歯質が多く残っている場合は、ファイバーコアーが必ず必要とは限りません。

参考になりましたでしょうか。


PS.
歯の治療はとても難しく、うまくいかない場合は、最悪抜歯になります。

このことを避けるためには、まずは虫歯にならないことです。
そのためには、予防が一番大切です。
しかし万が一、虫歯になってしまったら、できるだけ歯を削らない方法を選ぶことが大切だと思います。


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