Q,ミラクルフィットとミラクルデンチャーでは何が違うのでしょうか? 50代女性 141101
Q,はじめまして、お忙しい所申し訳ありません。
少し質問させてください
今現在ミラクルデンチャーの予定で治療をしています
ミラクルフィットとミラクルデンチャーでは何が違うのでしょうか?
予算も30万?50万と言われました
インプラントも経験してますのでインプラントに比べてたら安いとは思いますが・・・
今年中には無理と言われましたが、期間も長くかかるものなのでしょうか?
よろしくお願いします
A,メールでのお問い合わせありがとうございます。
林歯科医院の林です。
今までの入れ歯に較べて、歯に加わる力がうまく調整され、歯に有害な力を加える金属の部位を、歯を守る形に改良したことで結果的に金属の見える部分が大幅に減った形として誕生したものが、ミラクルデンチャーです。
そこからさらに改良されて、まったく金属を使用しないものが出来上がりました。
それが、ミラクルフィットⅠです。
ミラクルフィットⅠの利点は、まったく金属が見えないということと、金属を使用していないので、調整がとてもやりやすく、色々な問題に対処しやすい点です。
ただ、金属をまったく使っていないので、まれに破損することがあります。
そこで、補強的に一部金属を付け加えてさらに改良されたものが、
ミラクルフィットⅡ、ミラクルフィットⅢなどです。
しかし、これも、金属の補強線がうめこまれるので、違和感が増えてしまいます。
そこでそれを、さらに改良したものが、ミラクルフィットⅤで、薄い金属のプレートを使用することで、違和感の問題点を解決することができました。
ただ、ミラクルフィットⅡ.Ⅲ、Ⅴは、わずかに金属が見えます。
結局現在私が主に薦めているのは、ミラクルフィットⅠです。
確かに、まれに真ん中でまっ二つに割れることがありますが、
もしも割れたとしても、直径0.8mmの補強線を付け足して修理することができるからです。
これまでの経験では、修理した場合、補強線を付け足した分、多少厚みがでますが、装着して慣れてきたころに割れるわけですから、みなさん違和感はほとんど感じないようです。
金属を使用する利点は金属を使用しないものと較べると頑丈ということですが、
金属でも折れることはあります。
金属を使用しないミラクルフィットⅠでも、割れないものは割れません。
どちらにしても入れ歯は消耗品です。経年的に劣化していきます。
ミラクルフィットⅠの場合、4年経過したくらいで、また新しく作りたいという
希望が時々ありますが、その他のケースがどのくらい使用できるかは今のところまだわかりません。
頑丈で、薄くて、見た目もほんの僅かの金属しか見えない、ミラクルフィットⅤ
が、お薦めかもしれませんが、林歯科医院では、ミラクルフィットⅠが95%で、多くの方に喜んで頂いています。
費用や保障については、以下をご覧ください。
/faq/入れ歯(義歯)/2674/
作成の期間については、残っている歯に何も問題がなければ、3~5回で完成できます。
参考になりましたでしょうか。