今日は脳のクセのお話をします
こんにちは!
今日は脳のクセのお話をしていきたいと思います。
人は五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)を通じて情報を得ていますが、どの感覚から得た情報に頭と心が反応しやすいかは人によって異なります。
どの感覚をより多く使う傾向にあるかという脳のクセがあります。
それを優位感覚といいます。
感覚区分が大きく分けて3つあります。
視覚優位
・特に目から入る情報で物事を理解する
・絵や図などで理解するのが得意
・目から入ってくる情報に反応しがちなので、情報があちこちに飛びやすい
・言葉だけでの指示は理解しにくく、記憶する時は紙などに書くほうが覚えやすい
・早口で話の展開が早く、主語がよく抜けてしまう
・視線は比較的に上方向を見てることが多い
聴覚優位
・音で物事を捉えるのが得意で、相手の声や反応に敏感
・聞いて学習するのが得意
・言葉で伝えられたことを理解し、そのまま記憶し繰り返すことができる
・騒音があると集中しにくい
・論理的で手順を大事にし、物事を分析するのが好き
・視覚は比較的に中間・左右に動いてることが多い
身体感覚優位
・身体で体験したことや手で触れたことを認識しやすい
・体験などで身体を動かしたりすると記憶が定着しやすい
・一つのことをじっくりと味わうことが好き
・早口で話されたりすると情報処理が追いつかないことがある
・見聞きしたことを身体で受け止めてから反応する
・視覚は比較的に下を向いてることが多い
同じ内容で説明をしても、視覚優位の方はその時の光景や景色の様子が記憶に残り、聴覚優位の方はその時の周囲の騒音が記憶に残ることが多くなります。
身体感覚優位の方は感触など体感で感じたものの記憶が多く残るそうです。
この優位感覚を理解することによって、相手にどう伝えれば理解してもらえるか、自分はどういったことが記憶に残りやすいかがわかるようになってきます。
人によって興味や反応するところが異なるので、当院ではその人にあった物事の伝え方や表現をしていけるよう勉強していきます!
HIMURO